家族のために醤油は減塩を買っておけば間違いないよね?
減塩と書いてあるから健康にいいとは限らないわ!
パッケージの表示を4点だけ確認すれば、安全な醤油を見分けられるわよ。
本来醤油は3つの材料があればできる!
スーパーには多種多様の醤油が並んでいますよね。
しかし本来、醤油を作るのに最低限必要な材料はたった3つです。
大豆・小麦・食塩
この3つの材料を微生物の力で発酵させると醤油ができます。
最近はいろいろ入っている醤油が多い
が、しかし!現在多くの醤油には他の材料や添加物が使われています。
単純にコスト削減や品質安定のために入れる会社もあるけれど、できるだけ塩を使いたくないとか、地域に合った味わいの醤油を提供したいとか、それぞれのメーカーの思いがあるそうよ。醤油職人」 「
この記事を見ている多くの方は添加物の弊害をご存じだと思います。
健康を気にする身からすると、いくら安全性が高いとはいえ添加物や体に悪いものはできるだけ口に入れたくないですよね。
そうなんですが、安全な醤油の選び方がいまいちわかりません。
大丈夫!
4点だけ確認すれば安全で本物の醤油を選べるようになるわ!
本物の醤油の簡単な選び方!注意すべき4点
というわけで、安全で本物の醤油を選ぶときはパッケージの4点をチェックしてみましょう!
天然醸造
パッケージのどこかに「天然醸造」と表記のある醤油は添加物を使用していません!
食品添加物を含まないのはもちろん、醸造を促進する酵素なども使用していません。
天然醸造と表記したら添加物を使わないというのは、JAS法という法律で決まっていることなので信頼して大丈夫ですよ。
なので、添加物を使わない醤油を探すには「天然醸造」と表示されているものを選ぶのが一番わかりやすいんです。
それじゃあ覚えるのは1つで十分ですね!
そうであってほしいのですが、天然醸造だけでは安心とも言い切れないのです。
丸大豆使用
醤油で使われる大豆には脱脂加工大豆と丸大豆があります。
大豆から油を搾った後に残る大豆が脱脂加工大豆、収穫したままの姿の大豆が丸大豆です。
丸大豆は品種ではなく大豆丸ごとって意味だったんだ。
問題は脱脂加工大豆なのですが、実は油を搾るときに石油由来の有害な薬品(ヘキサン)を使う必要があります。
これはアルコールのようなもので、醤油が完成するときには完全に蒸発してしまうため人体には影響ないとされていますが…、体に悪いと分かっているものは使わないに越したことはないですよね。
丸大豆使用であれば収穫した大豆に薬品を使うことはありませんので、日常的に安心して使うことができます。
「遺伝子組み換えでない」の表記(または国産使用)
醤油に限らず豆腐や納豆などの大豆商品にはよく「遺伝子組み換えでない」とか「分別生産流通管理済み」と表示されていますよね。
大豆商品を買う際はできるだけ「遺伝子組み換えでない」や「非遺伝子組み換え」など、遺伝子組み換えを否定している表示のものを選びましょう。
というのは、「分別生産流通管理済み」など管理について表示されたものだと、遺伝子組み換え大豆が5%以下なら混入してしまってもOK!となっているからです。
ちなみに、遺伝子組み換えの大豆を生産しているのは外国で、日本国内では遺伝子組み換え大豆は栽培されていません。
現在、我が国で都道府県が普及奨励している大豆の品種は、全て日本国内で育成された品種か、日本に古くから伝わる在来種です。 これらの大豆品種には遺伝子組換え技術は使われていません。
引用:国産大豆と遺伝子組換え技術:農林水産省より
個人的に栽培しているケースはあるかもしれないけれど、スーパーなどで売っているものは遺伝子組み換えではないということね。
というわけで、大豆については国産か、「遺伝子組み換えでない」など遺伝子組み換えを否定している表示のものが安心です。
※この醤油が国産大豆にも関わらず「分別生産流通管理済み」となっているのは理由は、スーパーで買える安全な醤油の章で説明しています。
天然塩・天日塩使用
塩分を取りすぎると体に良くないのはご存じだと思いますが、それは塩分99.5%以上の精製塩の話。
ナトリウム以外のミネラルを豊富に含んだ天然塩や天日塩使用の醤油であれば、身体のミネラルバランスを崩しにくいので安心して日常的に使えますよ。
美味しい醤油なら「木桶仕込み」
これは安全とは関係ないのですが、木桶を使った醤油は風味と旨味が段違いです!
さらに木桶には微生物が豊富に住み着いているので、木桶仕込みの醤油は腸活にも有効と言われています。
美味しいお醤油が欲しい時は、ぜひ木桶のものを選んでみてね!
本物の醤油おすすめ3選
それでは、実際に安全な本物の醤油を見てみましょう!
海の精 こいくち醤油(有機JAS認証)
醸造法 | 天然醸造 ホームページ・パッケージに記載アリ。 |
---|---|
原材料 | 有機大豆(非遺伝子組み換え)、有機小麦、塩(海の精) 材料は塩も含めてすべて国産。大豆と小麦は有機JASのものを使用。 |
丸大豆 | 国産の丸大豆使用 ホームページ・パッケージに記載アリ。 |
遺伝子組換え | ※遺伝子組み換えの心配のある原料は使っていません。 ホームページに記載がアリ。小麦に記載がなく不安になりますが、小麦は遺伝子組み換えの記載が不要です。 |
塩 | 塩分は全て「海の精」 ナトリウム以外のミネラルが豊富な天然塩「海の精」を使用しています。国産の天然塩を使っている醤油はほとんどありませんので貴重です。 |
木桶 | 杉桶仕込み ホームページ・パッケージに記載アリ。 |
弓削多醤油 有機しょうゆ (有機JAS認証)
醸造法 | 天然醸造 ホームページ、パッケージに記載アリ。 |
---|---|
原材料 | 有機大豆(国産、遺伝子組換えでない)、有機小麦(国産)、食塩 大豆と小麦は国産有機のもの使用。 |
丸大豆 | 100%有機国産丸大豆 ホームページに記載アリ。 |
遺伝子組換え | 遺伝子組み換えでない パッケージに記載アリ。この会社で使用している大豆が国内産有機大豆と埼玉県産丸大豆のみなので、遺伝子組み換え大豆が混入する心配がありません。 |
塩 | 天日塩 詳細な産地などは記載がありませんでした。 |
木桶 | 杉桶 ホームページに記載アリ。明治から使われているもので300種類以上の独自の菌が住み着いています。 |
大徳醤油 丸大豆醤油 こいくち
醸造法 | 天然醸造 ホームページ、パッケージに記載アリ。 |
---|---|
原材料 | 大豆(国産)、小麦(国産)、食塩 材料は塩も含めてすべて国産。大豆は主に西日本(兵庫県・三重県・鳥取県等)で収穫されたもの。小麦は但馬産。 |
丸大豆 | 西日本の丸大豆使用 ホームページ、パッケージに記載アリ。 |
遺伝子組換え | ※遺伝子組み換え原料は一切使用しておりません。 ホームページに記載アリ。 |
塩 | 崎戸島の平釜塩「にっぽんの海塩」 にっぽんの海塩は精製塩ですが、平釜でゆっくり炊き上げるため、天然塩ほどではないもののミネラルが残されている珍しい塩です。精製塩の安全性と天然塩の身体へのやさしさ両方を兼ね備えています。 |
木桶 | 蔵付酵母・杉蔵仕込み パッケージに記載アリ。 |
全てを満たす醤油は値段が高い…
安全なものは高いですね…。
日常使いするにはちょっと難しいかも。
そうなんです。無添加で安心な醤油のデメリットは値段が高いこと。
安心で本物の醤油を作ろうとすると、材料費や人件費がかさんでしまい、どうしても値段が高くなってしまうんです。
日常使いする醤油は全部を満たさなくてもOK
健康のためとはいえ、日常使いする醤油が高価すぎると生活がなりたちません。
なので日常使いする醤油は全て満たすものを見つける必要はないと私は考えています。
ちなみに我が家では、原材料が「大豆(国産)、小麦、食塩」のみ、天日塩使用、この2つが守られていればOKにして、行ったスーパーで見つけた醤油を買うようにしているわ。
人によって気になる点はさまざまですので、4つの安全項目は確認しつつ自分なりの妥協点を決めておくといいですね。
スーパーで買える安全な醤油おすすめ3選
キッコーマン 特選有機しょうゆ(有機JAS認証)
本醸造 | 本醸造 パッケージに記載アリ。 |
---|---|
原材料 | 有機大豆(アメリカ)、有機小麦、食塩 アメリカ産の有機大豆とカナダ産の有機小麦を100%使用しています。 |
丸大豆 | 有機丸大豆100%使用 ホームページ・パッケージに記載アリ。 |
遺伝子組換え | 遺伝子組換え大豆が混入することがないように、分別生産流通管理をおこなった大豆を使用しています。 分別生産流通管理表記では、5%以下の遺伝子組み換えが混入している可能性があります。 |
塩 | 記載なし 塩についての記載は見当たりませんでした。 |
木桶 | 不使用 タンク使用。ホームページ(キッコーマンのしょうゆができるまで)に記載アリ。 |
イチビキ 無添加国産しょうゆ
醸造法 | 天然醸造 パッケージに記載アリ。 |
---|---|
原材料 | 大豆(国産)、小麦(国産)、食塩(国内製造) 材料は塩も含めてすべて国産を使用 |
丸大豆 | 国産丸大豆100%使用 ホームページ・パッケージに記載アリ。 |
遺伝子組換え | *遺伝子組み換え原材料の混入を防ぐため分別管理された大豆を使用しています。 本来、国産大豆であれば遺伝子組み換えの心配がありませんが、メーカー内で輸入大豆を使用した醤油があるためこの表示になっていると思われます。輸入大豆は分別管理されたものとホームページに明記があるため、遺伝子組み換えが混入する可能性は極めて低いと考えられます。 |
塩 | 国産塩 高知県室戸の海洋深層水を加熱して蒸発させた、ミネラル分を含む塩を使用。 |
木桶 | 不使用 タンク使用。ホームページ(醤油)に記載アリ。 |
フンドーキン 吉野杉樽 天然醸造醤油
醸造法 | 天然醸造 ホームページ・パッケージに記載アリ。 |
---|---|
原材料 | 大豆(国産、分別生産流通管理済み)、小麦(国産)、食塩 大豆と小麦は国産のものを使用。 |
丸大豆 | 国産丸大豆使用 パッケージに記載はありませんが、公式サイトでは丸大豆醤油シリーズに分類されています。 |
遺伝子組換え | 分別生産流通管理済み 本来、国産大豆であれば遺伝子組み換えの心配がありませんが、メーカー内で輸入大豆を使用した醤油があるためこの表示になっていると思われます。 |
塩 | 天日塩 Amazonによるとメキシコ産のようです。 |
木桶 | 吉野杉樽 ホームページ・パッケージに記載アリ。 |
まとめ
今回のまとめです!
- 本物の醤油を選ぶときに気をつけたいことは4つ
- 天然醸造
- 丸大豆使用
- 「遺伝子組み換えでない」と断言する表記(国産は遺伝子組み換え大豆がないので更に安心)
- 天然塩・天日塩を使用
- 木桶仕込み(おいしさを重視する場合)
- 全てが安全な醤油は高価で普段使いしにくいので、自分なりの落としどころを決めておこう。
食品の表示はゴチャゴチャしていて本当に分かりにくいですよね。
でも少しだけ知識をつけてパッケージを読み解けば、本当に私たちが求める安全な商品かがわかるようになっていますよ。
醤油だけでなく塩の選び方についてもご紹介していますので、気になる方は読んでみてください♪
しかし悲しいかな、現代に生きる私たちが添加物ゼロで生活することはほぼ不可能です。
こんな現代で完璧を求めると苦しくなってしまうので、自分なりの妥協点を見つけるのは生きていく上でとても大切なことだと思います。
この記事が醤油選びで迷っている方の手助けに慣れたら嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^♪
コメント